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小屋裏換気

 昨日、このブログにもリンクを張らせてもらっております ”かわらぶき” の記事を読んでいますと、小屋裏換気の記事が載っていたので、今日はその記事に便乗させていただきます。
小屋裏換気という言葉は、気密性の高い建物が多くなってから良く耳にするようになりました。
また、寄棟屋根が増えたのでよく耳にするのかもしれません。
切り妻屋根や入母屋屋根の場合は、妻面より小屋裏換気ができるので、さほど気にすることは無かったのですが、寄棟屋根の場合、構造上小屋裏換気ができるのが軒先部分しかなく、小屋裏の換気をするには不十分だと思われます。
そして小屋裏換気が不十分だと結露が起こります。結露とは窓ガラスに水滴が付くのと同じ現象です。この現象が小屋裏で起きると屋根の野地板を濡らします。

結露1  結露2
左の写真が、建物の北側で右が南側です。

結露3  結露4
同じ北側でも屋根の日当たりの良い所と、悪い所では結露の状況も変わります。

この結露、最初は工務店様より「雨漏りしてるから見に来てくれ」とのことで出かけて行ったのですが、この日は施主様へ引き渡す前に電気屋さんが追加の配線工事をやっておられました。瓦工事が終了して4ヶ月ほど経過していてその間、何度も雨の日もあって特に問題は無かったのですが小屋裏へ上がってみると野地板がびっしょり、しかし良く見ると普通の雨漏りとは状況が違っていました。そしてこれが結露だと気付き工務店様へ説明をして、工務店様の方で軒先換気と私の方で野地換気を施工しました。
 しかしこの結露ある意味雨漏りより凄い状況だと思います。

野地換気施工図
小屋裏換気図
この時は、特別な資材は使用せず、野地板に隙間を作ることにより対応しました。

 皆様も、小屋裏換気には十分お気お付け下さい。





  
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出張

昨日は、以前記事に書いた原寸図講習でした。
主催は、島根県の石州瓦メーカーで株式会社セラミカさんでした。
30名ほどの方が参加されていました。9:30に集合して17:30までの講習になりました。
参加者の中にhimomaruさんの顔も!
みなさん、慣れない仕事ご苦労様でした。原寸図もやはり、数描かないと自分のものにできないので、みなさんあきらめずに頑張って下さい。
講習内容につきましては、改めて記事にさせていただきます。
さて、今日のテーマ出張ですが、明日から2週間ほど静岡県へ、行ってきま~す!!

プロフィール

さすらいの絵描き

Author:さすらいの絵描き
  ~伝統の美と匠の心~                 
古来より守り伝えられた瓦の美と技術を守りつつ、現代の建築技術・工法に適した施工を行い、瓦の美と、秘められた知恵を極限まで追求し、日本の自然・文化と共に生きる伝統を伝えます。

画像をクリックしていただくと、大きいサイズで見ることが出来ます。

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