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YG邸

梅雨本番、昨日から現場は動いていません。
近くの河川は、警戒水位を超えたとの報道も聞こえてきます。
そんな雨の中、梯子を車に積んでおでかけ。。。 そうです雨漏りです。
私が拘わった現場でないのがさいわいです。 
しかし最近、雨漏りの連絡の大半は銅板の腐食ですね。

さて今日は、先日の谷平瓦を施工した現場の紹介です。

    屋根伏図
屋根伏図

右上の建物が離れ、右下の建物が玄関、左下の建物が車庫で中央が二階建の母屋になります。
母屋、離れ、玄関の間は、銅版の屋根で繋がっています。


     母屋  右側傍軒部分 銅版仕上げ
母屋

軒瓦>一文字  隅棟>熨斗瓦2段、素丸瓦納め 
 

     車庫            玄関
車庫 玄関

この車庫は、大棟(陸棟)の向きを母屋、玄関、離れ、と同じにしたいとの大工さんの意向で
平勾配が4.5寸・小平勾配が5.5寸で振り隅になっています。
平面軒34枚・小平面軒36枚


   隅棟の納まり      隅木芯が隅棟芯    隅木芯と隅棟芯をずらす
隅棟納まり 振り隅納まり図1 振り隅納まり図

熨斗瓦は、2㎜の反り熨斗を使用して、3分の目地を切り起りに積んでいます。
隅棟芯は、隅木芯より17㎜低勾配側へ寄せ桟瓦と熨斗瓦の隙間が同じになるようにする。








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プロフィール

さすらいの絵描き

Author:さすらいの絵描き
  ~伝統の美と匠の心~                 
古来より守り伝えられた瓦の美と技術を守りつつ、現代の建築技術・工法に適した施工を行い、瓦の美と、秘められた知恵を極限まで追求し、日本の自然・文化と共に生きる伝統を伝えます。

画像をクリックしていただくと、大きいサイズで見ることが出来ます。

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