ギャラリー1
大きな鬼面
正田門
九州北部は、梅雨が明けず今週は2日しか現場が動いておりません。
これは、平成13年に復元工事をさせていただいた、中津市立 南部小学校の正門です。
正田門と呼ばれています。
この門は、もとは中津藩家老の正田屋敷にあった門だとうかがいました。

復元工事だったので土葺きで平瓦を施工しました。

刀根丸の下に熨斗瓦を1段施工してます。この納まりは、九州地方ではよく見かける納まりです。
また、隅蓋が使用できなかったため、破風尻の瓦勾配には、特に気を遣いました。

インターネットで調べてみると中津市立 南部小学校のページに、この門の古い写真を見つけました。


鬼瓦は、若葉海津の既製品ですが、厚みを薄くして使用してます。
袖は、平袖納めです。
これは、平成13年に復元工事をさせていただいた、中津市立 南部小学校の正門です。
正田門と呼ばれています。
この門は、もとは中津藩家老の正田屋敷にあった門だとうかがいました。


復元工事だったので土葺きで平瓦を施工しました。



刀根丸の下に熨斗瓦を1段施工してます。この納まりは、九州地方ではよく見かける納まりです。
また、隅蓋が使用できなかったため、破風尻の瓦勾配には、特に気を遣いました。


インターネットで調べてみると中津市立 南部小学校のページに、この門の古い写真を見つけました。





鬼瓦は、若葉海津の既製品ですが、厚みを薄くして使用してます。
袖は、平袖納めです。
善光寺
秋月城跡
私の家の近くに残る秋月城跡のご紹介です。
その中の一つ”瓦坂”です。

瓦坂は、堀の上に掛かる橋の上の、土が流されないように瓦を立てて並べてあるためそう呼ばれています。

各地の城跡を見て感じることに、石垣の美しさがあります。
コンクリート等いっさい使用せず、石を切り組み上げられた石垣が何百年の時を経て、なおその姿を残す石工の技能には、感動をおぼえます。
又、秋月城跡に残る建物に長屋門があります。

長屋門とは
武家屋敷の表門として盛んに利用されている門構えに、長屋門という構えがあります。これは建物の一部分を門扉としたもので、昔は門番・仲間部屋などとしていました。
現今では大邸宅か農家の門などに、納屋・物置・馬屋.あるいは離れ部屋・下男部屋などに兼用されることがあり、屋根は瓦葺きなどで、入母屋造りが多いようです。
その中の一つ”瓦坂”です。

瓦坂は、堀の上に掛かる橋の上の、土が流されないように瓦を立てて並べてあるためそう呼ばれています。


各地の城跡を見て感じることに、石垣の美しさがあります。
コンクリート等いっさい使用せず、石を切り組み上げられた石垣が何百年の時を経て、なおその姿を残す石工の技能には、感動をおぼえます。
又、秋月城跡に残る建物に長屋門があります。



長屋門とは
武家屋敷の表門として盛んに利用されている門構えに、長屋門という構えがあります。これは建物の一部分を門扉としたもので、昔は門番・仲間部屋などとしていました。
現今では大邸宅か農家の門などに、納屋・物置・馬屋.あるいは離れ部屋・下男部屋などに兼用されることがあり、屋根は瓦葺きなどで、入母屋造りが多いようです。
網代天井1
お盆前にお世話になった現場です。
初めて、瓦以外の記事を書くような気もしますが、今回は”天井”のお話です。

左が改築前で、右の改築中の写真に、瓦揚げ機を設置している所が増築部分で、この部屋の天井です。
8畳ほどの部屋の天井が網代組みで仕上げられました。
網代天井(あじろてんじょう)

網代は枌板(ヘギイタ)を主材とし、杉皮、桧皮、竹の皮などを使って各種の模様に編んだもので、その由来は、川の瀬にて魚を捕るため竹や木を編んで網の代りに立てた漁法から名付けられたといわれています。
網代のは編み方が色々あり、矢羽根、石畳、市松、籠目、亀甲網代、等があるようです。
作業風景

まず、天井を吊る為の桟の施工です。
その桟に、下地板を留め付け網代の割り付けをします。 つづく
小林ヘギ板店さんのホームページに使用例が載っていたので添付します。
初めて、瓦以外の記事を書くような気もしますが、今回は”天井”のお話です。


左が改築前で、右の改築中の写真に、瓦揚げ機を設置している所が増築部分で、この部屋の天井です。
8畳ほどの部屋の天井が網代組みで仕上げられました。
網代天井(あじろてんじょう)

網代は枌板(ヘギイタ)を主材とし、杉皮、桧皮、竹の皮などを使って各種の模様に編んだもので、その由来は、川の瀬にて魚を捕るため竹や木を編んで網の代りに立てた漁法から名付けられたといわれています。
網代のは編み方が色々あり、矢羽根、石畳、市松、籠目、亀甲網代、等があるようです。
作業風景


まず、天井を吊る為の桟の施工です。
その桟に、下地板を留め付け網代の割り付けをします。 つづく
小林ヘギ板店さんのホームページに使用例が載っていたので添付します。
網代天井2
オリジナル鬼瓦
袋井宿
今日は、久しぶりにブログのUpができました。
出張について書いていこうと思います。
甘木から移動すること、約1,000㎞ 東海道五十三次の真ん中、袋井宿へ来ています。
9月5日の 5:00に甘木を出発し、15:30頃、袋井に到着し、今回お世話になる㈱瓦粋さんの親方の家へ御挨拶に向かいました。

親方のお宅は、随所に視線を引く納まりがあります。
特に変わった納まりに、腰壁があります。
平板瓦を、3段施工して、上部を素丸瓦で納めてありました。

出留め 入り留め
出留め、入り留めともに、細心の注意をはらって、納められています。
普通は、木の板で鎧張りと呼ばれる部分に、平板瓦を使用した斬新な納まりです。
又、庇は本葺き瓦の巴瓦を、留めで納め本葺きでは、重たく見えがちな軒先を、軽やかに表現されています。本体の軒先と比べると、違いが良く解ると思います。

出張について書いていこうと思います。
甘木から移動すること、約1,000㎞ 東海道五十三次の真ん中、袋井宿へ来ています。
9月5日の 5:00に甘木を出発し、15:30頃、袋井に到着し、今回お世話になる㈱瓦粋さんの親方の家へ御挨拶に向かいました。


親方のお宅は、随所に視線を引く納まりがあります。
特に変わった納まりに、腰壁があります。
平板瓦を、3段施工して、上部を素丸瓦で納めてありました。



出留め 入り留め
出留め、入り留めともに、細心の注意をはらって、納められています。
普通は、木の板で鎧張りと呼ばれる部分に、平板瓦を使用した斬新な納まりです。
又、庇は本葺き瓦の巴瓦を、留めで納め本葺きでは、重たく見えがちな軒先を、軽やかに表現されています。本体の軒先と比べると、違いが良く解ると思います。

