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瓦割・地葺

 SW神社の続編です。

   瓦座刳り
瓦座刳り
瓦座刳りとは、軒瓦の形状に合わせて瓦座を加工することです。

   下地張り         横桟木打ち
下地材 横桟木打ち
この神殿の大きさは、野地打ち合わせの図面に寸法を記入していますが、
下地張りの写真を見ると神殿の大きさが、よくわかると思います。
又、横桟木打ちの時点で野地に不陸がある場合は、修正します。


さて、ここからは、破風の割り付けについてです。
拝み納まり図  破風尻納まり図  破風割り付け図
  拝み納まり図      破風尻納まり図      破風割り付け図

破風の割り付けは、拝みと破風尻の基準位置の間を、均等割します。
拝みの割り付け基準は、拝み巴の一つ下の掛巴ですが、実際の割り付けではこの拝み納まり図より拝み唐草の割を15㎜広くしています。これは基準位置の掛巴どおしが近づき過ぎないようにするためです。
破風尻の割り付け基準は、妻側の丸芯と合うようにします。


桟打ち    平葺き
桟木打ち破風瓦座取り付け   地葺

 瓦は、淡路 井上瓦産業㈱産 南都A型を使用しています。

                    つづく  
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ギャラリー1

今日は、これから愛媛県へ黄綬褒章受賞記念祝賀会に出席する為、おでかけです。

佐賀城 本丸御殿です。
ゆっくり御覧ください。写真をクリックすると画像が大きくなります。
             さらに最大化するか拡大するときれいに観れます。
DSCN1429.jpg  DSCN1438.jpg  DSCN1440.jpg  DSCN1435.jpg  DSCN1430.jpg  DSCN1444.jpg  DSCN1437.jpg  DSCN1434.jpg






 

瓦の納まり

 SW神社の続編

軒巴を取り付けている様子です。
この神殿を施工した期間は、菜種梅雨の季節で素屋根が活躍しました。
素屋根の足が乗っているトタン葺きは拝殿です。雨漏りがひどく神殿側の平面を覆っています。
この拝殿は、神殿の2年後に葺替工事をしました。
軒巴

掛瓦の納まり
拝み割り付け  拝み納まり  破風尻掛納まり
   拝み割り付け       拝み納まり         破風尻納まり
                納まり図にリンクしてます
拝みの納まり写真と納まり図を比較すると、拝み巴下の掛巴同志の間隔が違うのがわかると思います。これは、”瓦割・地葺”をご参照ください。

 振れ隅木
振れ隅
上から見ると隅木の振れ方がよくわかると思います。

 つづく



棟納まり図

SW神社平面地葺
平面地葺
袖丸部分は、抱き丸納めで仕上げました。

   破風尻             妻壁
破風尻面戸  妻壁納まり
破風尻と妻壁は、面戸瓦のみで納めました。
既存の妻壁は、前包の前に、壁熨斗を積んでありました。

さて、大棟と隅棟の納まり図です。
大棟納まり図  隅棟断面図

大棟は、肌熨斗1段に割熨斗6段積み
隅棟は、通し2段で捨熨斗2段納めです。
  


大きな鬼面

以前、派遣職人さんよりご依頼の大きな鬼面

           写真をクリックすると画像が大きくなります。
           さらに最大化するか拡大するときれいに観れます。
吽形全景  吽形側面  吽形2層目
    鬼全景           鬼側面        鬼を側面から見て
                                3層目と4層目のパーツ    

3層目鉄骨  大棟足場  吽形
  3層目の鉄骨       棟積み用足場        GLより55m
                                   ビルの15階位

大棟1  大棟積み  大棟構台解体
この後棟積み用足場を設置               大棟構台の解体の様子

  

  

神殿完工

神殿の記事も残り少なくなってきました。
隅鬼裏の断面図を隅鬼へ写し台熨斗を積みます。
この隅棟の側面図(原寸)は、手元に残っておらずUpできません。
隅鬼裏  隅棟

神殿の南側から見た妻の全景です。
神殿の西側(写真右手)に拝殿があり、2年後に葺替工事をさせていただきました。
妻全景

 台風災害
神殿を施工させていただいた9月に台風が上陸し、工務店様より「境内に立っていた楠が倒れてかかったので、瓦が破損していないか点検に来てほしい。」との連絡を受け現場へ、、、
台風

現場へ到着すると、既に楠は撤去されており、早速屋根の点検に、、、
瓦かなり傷ついていたものの、割れ・ずれ等はなく安心しました。

  拝殿へつづく




寄棟棟違い

この建物は、現在車庫の新築工事でお世話になっている現場です。
寄棟造りのL字棟違い形状のシンプルなたたずまいのお宅です。

   北側全景          西側全景
北面全景  西面全景

玄関廻りを拡大してみました。
玄関廻り  谷廻り
谷は、昨今谷板金の腐食が懸念されるので、谷平瓦を施工しました。

使用瓦は、三州陶器瓦(和型)の銀黒色です。
棟積みは、大棟・熨斗瓦6段 隅棟・熨斗瓦3段で素丸納めとしました。
大棟断面図
大棟と隅棟の熨斗段数が同じであれば、YG邸の様な、留め納となります。
しかしこの建物は、棟段数が異なるため、大棟と隅棟の取り合い部分は、柄振り鬼納としました。

  柄振り鬼納の詳細につきましては後ほど、、、




柄振り鬼納まり

今日は、朝から雨です。ザーザーと降っていました。
仕事はお休みですが、カメラ片手に現場へと向かいました。
瓦の上を雨がどのように流れるかを、撮っておこうと思ったからです。
しかし現場に着くと雨はパラパラと小降りに、思っていたような写真は撮れませんでした。
でも、ザーザーと降っていたらカメラ大丈夫だったのかな?
雨降時の谷

さて柄振り鬼の納まりです。
柄振り鬼とは、寄棟屋根の大棟と隅棟が交わる部分に付ける鬼瓦です。
柄振り鬼の下は熨斗瓦で納めました。この部分は、柄振り台と呼ばれる瓦で納めるなど、様々な納め方があります。
たしか四国地方だったと思うのですが、この部分に掛瓦を拝み合わせて納めてあるのを見たことがあります。ご存じの方があれば、写真をUpしていただけると幸いです。

小平面の納まりです。
柄振り鬼小平面  小平姿図  小平正面図
                    柄振り台寸法

平面から観た柄振り鬼の納まり          上から撮ってみました
柄振り鬼平面  平正面図    柄振り鬼裏面

この図が上の姿図の基本になります。
柄振り鬼施工図
隅棟の絡む施工図が最も複雑です。
この現場は、柄振り鬼の他に谷と隅棟が絡む肘棟部分がありました。






柄振り鬼納まり 其の二

 昨日から空模様が変わりました。
九州南部は、梅雨明け宣言が出ていましたが、北部もこの分だと梅雨明けしそうです。

 さて今日は、柄振り鬼納まり 其の二 としまして施工図について描こうと思います。
隅絡みの施工図を描くときには、まず野地勾配から隅勾配と笠勾配(隅山勾配)を求める図を描きます。柄振り鬼施工図の右上の図です。
この図は、4寸勾配で描いています。この時隅勾配は、2.83寸勾配 笠勾配は、2.72寸勾配になります。
角度で表わすと、4寸勾配=21.8度
            隅勾配=15.8度
            笠勾配=15.2度です。
角度の求め方としては、作図して実測する方法と計算で求める方法があります。
作図して求める場合は、CADで作図すると正確に求めることができます。
計算で求める場合は、三角関数を利用します。私は、三角関数を高校で習った記憶はあるのですが、実用する機会がなかったので、自分で計算するには無理があるので、Excelの三角関数を利用しています。
勾配対象表
一度計算式を作れば、あとは任意の数字を入力すれば再計算されるので大変便利です。
上の表では一番下の左のセルに任意の数字を入力するとその左側に再計算された勾配が表示されます。
利用する関数は、ATANとDEGREESです。
 ATANで、ラジアンを求めます。ラジアンとは角度を数値で表したものです。
 DEGREESは、ATANで表された角度を度に変更します。

          つづく

小屋裏換気

 昨日、このブログにもリンクを張らせてもらっております ”かわらぶき” の記事を読んでいますと、小屋裏換気の記事が載っていたので、今日はその記事に便乗させていただきます。
小屋裏換気という言葉は、気密性の高い建物が多くなってから良く耳にするようになりました。
また、寄棟屋根が増えたのでよく耳にするのかもしれません。
切り妻屋根や入母屋屋根の場合は、妻面より小屋裏換気ができるので、さほど気にすることは無かったのですが、寄棟屋根の場合、構造上小屋裏換気ができるのが軒先部分しかなく、小屋裏の換気をするには不十分だと思われます。
そして小屋裏換気が不十分だと結露が起こります。結露とは窓ガラスに水滴が付くのと同じ現象です。この現象が小屋裏で起きると屋根の野地板を濡らします。

結露1  結露2
左の写真が、建物の北側で右が南側です。

結露3  結露4
同じ北側でも屋根の日当たりの良い所と、悪い所では結露の状況も変わります。

この結露、最初は工務店様より「雨漏りしてるから見に来てくれ」とのことで出かけて行ったのですが、この日は施主様へ引き渡す前に電気屋さんが追加の配線工事をやっておられました。瓦工事が終了して4ヶ月ほど経過していてその間、何度も雨の日もあって特に問題は無かったのですが小屋裏へ上がってみると野地板がびっしょり、しかし良く見ると普通の雨漏りとは状況が違っていました。そしてこれが結露だと気付き工務店様へ説明をして、工務店様の方で軒先換気と私の方で野地換気を施工しました。
 しかしこの結露ある意味雨漏りより凄い状況だと思います。

野地換気施工図
小屋裏換気図
この時は、特別な資材は使用せず、野地板に隙間を作ることにより対応しました。

 皆様も、小屋裏換気には十分お気お付け下さい。





  

柄振り鬼納まり 其の三

今日は、柄振り鬼納まり図の続編をお届けします。
柄振り鬼納まり 其の二で野地勾配より隅勾配と笠勾配を求めました。

次に隅棟断面図と大棟断面図を描くのですが、この時熨斗勾配を何度にするのかを検証します。
熨斗勾配のつけ方は、それぞれ考え方があると思いますが、私は今回、隅棟の熨斗勾配を18°に設定して、隅棟断面図を描きました。(柄振鬼施工図の左下の図)この図の、笠勾配を野地勾配線に合わせて書き写し、大棟の熨斗勾配を求めます。

大棟と隅棟の熨斗留めを考慮して、今回は大棟の熨斗勾配を26°に設定し、熨斗のチリを13㎜、矩勾配0.5/10として大棟断面図を描きました。

次に、伏図(柄振鬼施工図の伏図)隅棟芯に隅棟断面図を書き写し、柄振り鬼の立ち位置を決めます。
柄振り鬼の立ち位置は、柄振り鬼の大きさ、柄振り台の幅に関係するので、伏図と断面図で検証しながら今回は、鬼の実寸を303㎜、立ち位置を寄棟芯より270㎜に設定しました。

そして最後に、小平正面図を描きました。

肘棟

肘棟とは、棟違いの寄棟屋根や大棟の段差があるL字の寄棟屋根で谷に絡む隅棟のことを指します。
地方により呼び名は様々だと思いますが、私は、肘を曲げた形に似ているから肘棟と呼ぶようになったと云う話を聞いて肘棟と呼ぶようになりました。
また、肘棟の納め方にも、さまざまな手法があると思いますが、今回は、大棟と隅棟の段数が違うので、捨て熨斗を入れる手法で納めました。

谷廻り

この納め方で気を遣った点は、隅棟の上端が反って見えないようにすることと、大棟と隅棟の接点が入隅芯(谷芯)に入るようにすることです。

肘棟伏図

そのため、肘棟芯は隅木芯より1寸2分平側へ振って隅棟を積みました。

*この場合の捨て熨斗とは、大棟と隅棟の段数を合わせるために、クサビ状に使用している熨斗瓦のことを指します。
肘棟平面  肘棟小平面

本葺谷瓦

以前、谷平瓦で和型(桟瓦)の谷に平瓦を施工した記事を紹介しましたが、今回は、本葺瓦の谷を紹介します。この谷は、かわらぶきの中でも紹介されております。

まず、谷瓦の納まり図です。この図が、谷下地作りや谷筋交を作る時の基準となります。
谷断面図1  谷断面図2

谷底部分が水平になるように、野地板を打ち谷板金を施工してもらいました。
野地に反りがあるため、谷は緩やかにカーブしています。
谷板金1  谷板金2

下屋根には、上屋根の雨水を受けるためと谷部分からの雨水の侵入に備え、谷出口より軒先部分へ捨て板金を施工しました。
谷平1  谷板金3

下屋根捨て板金の上に平瓦を施工し谷出口の加工に入ります。


本葺谷瓦2

谷出口の納まりです。
和型(桟瓦)の出口よりは平瓦の葺き厚が多い分加工は楽です。
加工終了後、2枚をエポキシとホルマル線で固め納めます。
谷平2

谷平は、谷板金に芯墨を出し、2枚の接点が芯墨に合うように両脇を谷板金横の桟木へ緊結しました。
この時、素丸用のホルマル線を出しておきます。
谷平3

谷平の施工が終わると谷筋交の施工に移ります。
谷平4

正田門

九州北部は、梅雨が明けず今週は2日しか現場が動いておりません。

これは、平成13年に復元工事をさせていただいた、中津市立 南部小学校の正門です。
 正田門と呼ばれています。
この門は、もとは中津藩家老の正田屋敷にあった門だとうかがいました。

正田門1  正田門2
復元工事だったので土葺きで平瓦を施工しました。

正田門3  正田門4  正田門5
刀根丸の下に熨斗瓦を1段施工してます。この納まりは、九州地方ではよく見かける納まりです。
また、隅蓋が使用できなかったため、破風尻の瓦勾配には、特に気を遣いました。

正田門6  正田門7

インターネットで調べてみると中津市立 南部小学校のページに、この門の古い写真を見つけました。

正田門塀2  正田門塀1  正田門塀3

正田門塀4  正田門塀5
鬼瓦は、若葉海津の既製品ですが、厚みを薄くして使用してます。
袖は、平袖納めです。


  




本葺谷瓦3

本葺谷瓦2で谷平瓦の納まで描きました。
谷平の上に谷筋交を納めます。

さて、谷筋交とは?
谷筋交1
このように、谷の形に合わせて作られた瓦です。

下の図は、谷筋交発注の時に描いた図です。
屋根勾配と、谷の振れ角度を元に描いています。
屋根伏図  谷筋交発注図
谷筋交は、一谷に左右がありA,Bで表わしてます。
この時は、Aが14種、Bが13種で、これが二谷で合計54種類ありました。

谷平の上に、通り墨を出し谷筋交を納めました。
留め付けは、尻2ヶ所をステンレスビスで縦桟木へ緊結してます。
谷筋交2  谷筋交3

つづいて、谷巴の施工へと移ります。

本葺谷瓦4

本葺谷瓦も最終段階で谷巴の納めです。
谷巴瓦も谷筋交と同様に54種類ありました。
全ての谷巴を玉縁より120㎜を基準に谷角度の設定をしました。
谷巴1  谷巴発注図

谷巴の垂れの長さですが、この時は谷巴の垂れ下端が、谷平より5分浮いた状態で納まる長さに設定しました。
谷巴2  谷断面図1
谷巴は、巴の頭の通りを注意して納めます。
緊結は、ホルマル被服銅線1.6㎜で野地へ緊結しました。

本葺谷1  本葺谷2
最後に、谷芯の素丸瓦を納めて終了です。
素丸瓦は、南蛮漆喰を使用せず乾式で納めています。

施工原寸図

原寸図とは、私たちは瓦の納まりを1/1で描かれた図面のことを指しています。

本題の前に、コメントで足袋人さんから エロい!と褒めていただいた?壁際の原寸図があったのでUpしてみました。
コンパネに鉛筆で描いた図面なので見づらいと思いますが・・・
壁熨斗原寸図  壁熨斗納まり
横天熨斗と登り天熨斗の出寸法を合わせる為に努力してます。

さて、本題の原寸図ですが、とある瓦メーカー様からのご要望で、9月3日に講習会の講師をやらせていただくことになりました。
その準備も兼ねまして、原寸図講習会の記事を書いていこうと思います。

とりあえずは、講習内容を大まかに決めて、時間配分と会場で準備するものと、講習を受ける方に持参していただくものの、リストUpから取り掛かる事にしました。
プロフィール

さすらいの絵描き

Author:さすらいの絵描き
  ~伝統の美と匠の心~                 
古来より守り伝えられた瓦の美と技術を守りつつ、現代の建築技術・工法に適した施工を行い、瓦の美と、秘められた知恵を極限まで追求し、日本の自然・文化と共に生きる伝統を伝えます。

画像をクリックしていただくと、大きいサイズで見ることが出来ます。

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