架台図描き方手順_02
架台図描き方手順_01のつづきです。

平断面を描くと瓦座と野地の接点が明確になるので伏図へ瓦座と野地の接点を描き込むことができます。
つづけて、右側面図を展開してみましょう。
伏図展開基点より左方向の任意の位置に展開基準を作ります。この位置は、後で展開する隅側面図を考慮しておくと良いでしょう。

この伏図左方向の展開基点より垂直線を引き、平断面図の瓦座上端より水平線を引いた交点を右側面図の展開基準とし、瓦座や野地線を描き込みます。垂木上端・下端も平断面図より高さを求め描き込みます。

右側面図と同様に伏図展開基点より垂直に線を引き、側面図瓦座上端の水平線上に正面図の展開基準をとり正面図を起こします。正面図の野地線は伏図や側面図の壁際の接点及び野地勾配線の交点より求めます。


平断面を描くと瓦座と野地の接点が明確になるので伏図へ瓦座と野地の接点を描き込むことができます。
つづけて、右側面図を展開してみましょう。
伏図展開基点より左方向の任意の位置に展開基準を作ります。この位置は、後で展開する隅側面図を考慮しておくと良いでしょう。

この伏図左方向の展開基点より垂直線を引き、平断面図の瓦座上端より水平線を引いた交点を右側面図の展開基準とし、瓦座や野地線を描き込みます。垂木上端・下端も平断面図より高さを求め描き込みます。

右側面図と同様に伏図展開基点より垂直に線を引き、側面図瓦座上端の水平線上に正面図の展開基準をとり正面図を起こします。正面図の野地線は伏図や側面図の壁際の接点及び野地勾配線の交点より求めます。

架台図描き方手順_01
基本勾配計算_4
振れ隅基本勾配計算_3
基本勾配計算
向拝
雨漏り
ここ数日天気が続いていたのですが、また今日は雨が降っています。
県内でも雨による災害が発生しております。
さて、この雨で3件ほど雨漏りの連絡がありました。
現場へ行ってみると3件中2件は谷からの雨漏りでした。
しかもこの2件、昨年も谷からの雨漏りで応急処置をした現場でした。

コーキングをして穴を塞いだすぐ脇に新しい穴が開いています。コーキングによる応急処置なので、いずれまた穴が開くことは説明しておいたのですが、1年でこんなに大きな穴が開くとは…
もう1軒は、公共の建物で23年度は予算がないので、最低限の補修でとりあえず漏らないようにとゆうことで、

パッチを当てていたのですが、

別の場所に穴が開いてはお手上げです。
今年度は谷板金を交換の予定でしたが、災害復旧で予算があやしくなったので、『今年度も応急処置で…』とゆうことになりました。本格補修のときは、ぜひ谷平瓦を。穴が開く心配が無くなります。
残り1軒は、隅棟からの雨漏りです。
県内でも雨による災害が発生しております。
さて、この雨で3件ほど雨漏りの連絡がありました。
現場へ行ってみると3件中2件は谷からの雨漏りでした。
しかもこの2件、昨年も谷からの雨漏りで応急処置をした現場でした。


コーキングをして穴を塞いだすぐ脇に新しい穴が開いています。コーキングによる応急処置なので、いずれまた穴が開くことは説明しておいたのですが、1年でこんなに大きな穴が開くとは…
もう1軒は、公共の建物で23年度は予算がないので、最低限の補修でとりあえず漏らないようにとゆうことで、

パッチを当てていたのですが、

別の場所に穴が開いてはお手上げです。
今年度は谷板金を交換の予定でしたが、災害復旧で予算があやしくなったので、『今年度も応急処置で…』とゆうことになりました。本格補修のときは、ぜひ谷平瓦を。穴が開く心配が無くなります。
残り1軒は、隅棟からの雨漏りです。
懸垂線と放物線と円弧

私たちは、屋根に弛みがある場合、太糸やボールチェーンを使用して施工を行うのですが、


ボールチェーン 施工の様子
太糸やボールチェーンを張った時に出来る曲線が何なのかを調べてみると、懸垂線(カケナリー曲線)になるようなので、これを計算式で求めることが出来ないものかやってみました。いろんな方に教えて頂きながら、懸垂線の方程式に辿り着く過程で、放物線が懸垂線の近似値を示すことも教わりました。これらの公式をせっせとExcelに入力し座標を求めました。円弧の座標については、CADで作図して寸法取りして一覧表を作ってみました。



CADで屋根の曲線を円弧で作図され建った建物は、実際に太糸やボールチェーンを張ってみると破風尻から軒先にかけて野地が高いことが多かったのですが、一覧表で比較してみると同じような状況になっているのがわかります。
今後いくつかのパターンに分けて、懸垂線と放物線の座標と実際に太糸やボールチェーンを張った位置の検証を計画しています。
隅部の展開図_1
展開図(てんかいず)とは、ある1点を基準としてその点から立体を切り開いて一平面に伸ばしたもので、基準となる点の位置は決まっていないのでひとつの立体から様々な形態の展開図を作ることができる。

展開図は、立体の細部を示して理解を助ける目的、あるいは、紙、布、板金などの平面素材により立体形状のものをつくるために使用されます。分野によって後者の展開図は型紙とも呼ばれるものもあります。逆に考えれば、展開図から型紙が作れるとゆうことです。
屋根の形状には切妻屋根・寄棟屋根・入母屋屋根があります。
寄棟屋根や入母屋屋根には隅(屋根伏図0C~B)ができ、この部分にできる勾配(隅部の見取図BC)を隅勾配と言い、ACおよびA'Cを垂直に切断したと仮定して斜め上方からみたものを見取図と言い、この隅部の見取図0Cを切り開き平面上に展開したものが展開図です。下記の図は、点0を基点として展開しています。


展開図は、立体の細部を示して理解を助ける目的、あるいは、紙、布、板金などの平面素材により立体形状のものをつくるために使用されます。分野によって後者の展開図は型紙とも呼ばれるものもあります。逆に考えれば、展開図から型紙が作れるとゆうことです。
屋根の形状には切妻屋根・寄棟屋根・入母屋屋根があります。
寄棟屋根や入母屋屋根には隅(屋根伏図0C~B)ができ、この部分にできる勾配(隅部の見取図BC)を隅勾配と言い、ACおよびA'Cを垂直に切断したと仮定して斜め上方からみたものを見取図と言い、この隅部の見取図0Cを切り開き平面上に展開したものが展開図です。下記の図は、点0を基点として展開しています。


